皆さん、こんにちわ!
今回は、埼玉県の『花陽浴 純米吟醸 美山錦 無濾過生』を紹介します。
R1BYでは、『純米大吟醸 吟風』『純米吟醸 山田錦』をレビューしましたが、この『純米吟醸 美山錦』はどんな味わいなのでしょうか?
それにしても、いつもながら煌びやかなラベルに仕上がっていますね!
花陽浴のいつものトップバッター美山錦55で、今年も始まりました!
いよいよ新酒かなーと、秋上がりと思われるお酒は横目にして、ご贔屓の酒屋さんのウィンドーで目新しいものを物色します。 あるではありませんか!!
『花陽浴 純米吟醸 美山錦 無濾過生』が、冷蔵庫に堂々と鎮座しています。
南陽醸造さんの渡邊杜氏が、もっとも得意とするのは美山錦? もう手の内なのでしょうか、R2BYの今年も『イチロー』さんのように、不動のトップバッターとして蔵出しとなりました。
勿論、『おひとり様1本でお願いします!』の但し書きがあります。 有難いですね、巷で嫌われている抱き合わせ販売はありません。
南陽醸造さんの生産高は少なく、又それ故か、取引されている正規代理店は酒蔵直営店を除いて全国で14しかありません。(南陽醸造さんのウェブサイト)
正規代理店と言えども、中には他の商品との抱き合わせ販売をしているお店も見受けられます。
無駄な出費は避けたいですね。 他にも美味しいお酒は沢山ありますので、お勧めの記事を参考にしてください。
『花陽浴 純米吟醸 美山錦』は、透明感のある甘酸味がいっぱいに広がる
甘美な山田錦もいいけど、美山錦の甘酸のフレッシュな旨みがいい!
《原料米》美山錦100%
《精米歩合》55%
《酵母》不明
《日本酒度》不明 《酸度》不明
《アルコール度》16度 無濾過生原酒
《お値段》1800 ml 3100円(税込)
《製造年月》2020年11月
『花陽浴 純米吟醸 美山錦』は美山錦を55%まで削って醸した無濾過生。 上立ち香は、いつもの濃厚フレッシュなパイン系の香りがそこそこにします。
含みますと透明感のある甘酸味スッと入ってきて、やや強めの酸と尻上がりに出てくる苦味の働きでしっかりと輪郭を保ちながら、スルスルとキレ込んできます。
大吟醸に匹敵する品格ある吟醸香とコクのある旨味は、まさに袋吊りによる無加圧で垂れ落ちる、贅沢な『雫酒』ならではのものと言えるでしょう。
少人数の造りで、全量袋吊りの搾りは偉い! 『日常皆さまが一番飲んでいただいてる純米吟醸クラスのお酒こそが本当の出品酒』との蔵の想いは、よく伝わってくるね!
R1BYでは、『純米大吟醸 吟風』『純米吟醸 山田錦』が運よく手に入ったものの、お米が猛暑で硬かったのかパンチに欠けていましたが、今年は期待できるような予感がします。
埼玉の日本酒『花陽浴 純米吟醸 美山錦』と今夜の肴
『美山錦』は、フルーティで酸味と旨みのバランスがいいお酒になりますね。 開発された長野だけでなく東北の酒蔵でも多く醸されていますので、最近お気に入りの酒米となっています。
そして何方かと言うと酸味による味わいが楽しめますので、食中酒としても楽しめますね。
今夜は『鯛と鮪の刺身』と『人参とさつま揚げの煮物』です。
まとめ
南陽醸造さんは、本当に酒造りにのみ邁進されているようで、情報発信は非常に少ない状況ですね。
かえってそれが幻を生み出しているようにも見えますが、ネット社会は人気を追いかけ、虚像を作り出すもの。
高額出品、抱き合わせ販売、面倒な時代になりましたね、、、、
ここはひとつ、蔵元さんの出番になるのでしょうか?
それでは皆さん、今回はこれで失礼します。