美酒王国秋田のおすすめ日本酒はこれ!

皆さんこんにちは!

これまで飲んできたお酒を各県ごとに紹介する『トラマサが選ぶベストセレクション』。 基本は5つで、甲乙つけがたき時は次点候補も書いていきますので宜しくです。

もちろん、秋田の主要な酒蔵さんの代表銘柄と特長をまとめていますので、読み進めてくださいね。

①各県の気候風土、水系や酒米などからの酒質の特長 ②主要な酒蔵と銘柄の紹介 ③郷土食と名産品 ④トラマサが選ぶ県別日本酒ベスト5 の構成で進めてまいります。

さて今日は、美人と美酒の誉れ高い秋田の日本酒を紹介したいと思いまので、最後まで宜しくお願いします。 

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秋田県のお酒は、寒冷な気候を利用した低温長期発酵の酒造り

秋田県の清冽な天然水と寒冷な気候を利用した酒造り

秋田県は北部は白神山地、東部を奥羽山脈、南部を神室(かむろ)山地と三方を山に囲まれています。 そして中央部の出羽丘陵は県内を海岸部と内陸盆地に二分、山がちな地形のため、平地のほとんどは米代川と雄物川の流域にあります。

その雄物川中流部には広大な横手盆地があり、盆地の北部は仙北平野、中南部は平鹿平野が広がります。 実は県内の酒蔵の半数は、県南の米の生産地でもある横手盆地に集中しています。

また、三大河川の雄物川や米代川、子吉川とその支流には清冽な天然水の湧出するところが数多くあります。 

例えば、湯沢市にある『両関』や大仙市の『秀よし』などをはじめ、蔵に湧出する良水を用いて鑑評会で好成績を残すなど、その酒質は古くから好評を博しています。 

秋田の水は全般に「軟水」であり、まろやかで決め細やかな酒を造りだします。

一方秋田は典型的な日本海気候で県全域の9割が特別豪雪地帯。 その気候をうまく利用して、醪の仕込みから醗酵まで、低い温度でじっくりと時間をかける「秋田流低温長期醗酵」と呼ばれる方法で酒造りが行われています。 

この低温醗酵で雑菌の侵入が抑えられ、酒質は淡麗でなめらかとなります

秋田県は全国有数の良質米がとれる米どころ

米どころ秋田県の酒米生産量は3,671トンで、3年前から27%も落ちています。 それでも東北1位、全国で5位の生産量を誇ります。 

トラマサ
トラマサ

実は『秋田』の由来は、米作に向かなかったためにつけられた『悪田(あくた)』から転じたとの説があるそうで、八郎潟干拓などの耕地開拓をはじめ、先人の皆さんのご苦労が伺えるね!

そんな秋田県の酒米の生産状況は下表の通りです。

酒 米生産量(t) シェアー 
秋田酒こまち2,02855.2%
美山錦95926.1%
美郷錦2196.0%
吟の精1343.7%
改良信交1283.5%
その他2035.5%
合計3,671100%
秋田県の酒米生産農水省『酒造好適米の生産量推計2022』より抜粋

従来、秋田県の酒米は「美山錦」「吟の精」が県内で広く栽培されてきました。 そこで秋田県はオリジナル品種開発に取り組み、平成10年『秋田酒こまち』の開発に成功します。 

この酒米は『山田錦』並みの醸造特性と、『美山錦』並みの栽培特性を併せ持つ、吟醸酒用の原料米として育成された品種です。

現在は一番多く生産されている『秋田酒こまち』。 大粒で高精白が可能で、麹がつくりやすいというのが大きな特徴。 

造られたお酒は香り高く、上品な甘みがあり、旨さと軽快な後味を持つそうです。

コロナ禍にあって生産を増やしているのが『改良信交』で、3年前から倍増しています

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秋田県の酒蔵と銘柄の紹介

秋田県の酒造りは全国5位、一人当たり消費は全国2位

秋田県の令和3酒造年度(2021/7~2022/6)の日本酒生産量は、11,605klで全国5位。 その内特定名称酒は、6,310klで54%のシェアーとなっています。 普通酒はまだ4割以上生産されているんですね。

また秋田県は一人当たり日本酒消費量も新潟に次いで多く全国2番目、さすが酒処秋田の面目躍如といったところでしょうか。(国税庁課税データより)

秋田県の酒造りの歴史

秋田県は寒冷積雪の冬が長く、昔から酒の消費量が多い土地柄。 これも、米、水、寒冷な気候に恵まれてのことであり、古くから酒造業が栄えてきた証なのでしょう。 

それと、秋田県は地下資源に恵まれ江戸時代は400もの鉱山があり、その鉱山開発に伴い酒造業が大いに栄えたそうです。 

藩は地域経済の担い手とばかりに、先進銘醸地より人を招き指導にあたらせるなど酒造業保護にあたったとか。 そんなことなどから、歴史の古い酒蔵多くなっていますね。

秋田県の主要酒蔵と銘柄

令和2年5月現在で秋田県の酒蔵数は34あり、3分の2が創業百年を超えています。  県内最古の酒蔵は1487年創業の「飛良泉」で、全国でも2番目に古い酒蔵として知られています。 

ここでは、首都圏でも購入可能な銘柄を中心に紹介します。 

No所在地酒造会社名代表銘柄      酒造りの方針・酒質
1大館市北鹿北鹿優れた米と素晴らしい湧き水が得られる大館で、伝統の製法に改良を加えた「秋田流生酛仕込み」で醸しています。
2八峰町山本酒造店山本白神山地から湧き出る水を仕込み水や酒米栽培に使用。農醸一貫体制で、全量純米造りです。
3五城目町福禄寿酒造一白水成原料米は、地元の酒米研究会が大切に育てた酒米を使用。仕込み水は硬水のため、生酒よりも熟成タイプが多い
4秋田市新政酒造No,6生酛純米造りにより六号酵母によって醸すお酒はクラシックとモダンな味わいを独自に表現しています。
5秋田市秋田醸造ゆきの美人仕込み水は秋田市太平山麓から汲んできた水を使用。酒質は香り穏やか、口当たりが柔らかくすっとした切れ味
6秋田市秋田酒類製造高清水酒質第一を社是とし、名水と良質米そして人の和を基調とする高度な酒造り。
7由利本荘市斎彌酒造店雪の茅舎杜氏の技によって蘇った伝統の山廃づくりの酒は、華やいだ香りと独特のきめ細やかな味で、通好みのお酒。
8にかほ市飛良泉本舗飛良泉鳥海山系伏流水の硬水を仕込水とし、秋田の酒のなかでも酸味が強く、山廃仕込みで醸されます。
9大仙市刈穂酒造刈穂
清冽で香味あざやかな酒と、伝統的な山廃仕込みに由来する力強い旨みとコクを持つ酒など、バリエーションが豊か。
10美郷町栗林酒造店春霞美郷錦、美山錦などの秋田県産米に、協会9号酵母、敷地内の仕込み水を使用して、飲み疲れしない食中酒を目指しています。
11大仙市鈴木酒造店秀よし豊かな伏流水と地元の酒造好適米を使い、この地の料理に合うキレの良いバランスの取れたお酒を醸されています。
12横手市阿櫻酒造阿櫻奥羽山系の良質な伏流水で仕込み、「秋田流寒仕込み」の酒質はさわやかで優しい口当たりが特徴です。
13横手市日の丸醸造まんさくの花大吟醸の華やかな香りと、辛みと甘味の絶妙なバランスが魅力のお酒を醸しています。
14横手市浅舞酒造天の戸地元浅舞地区で収穫された酒米と、敷地内の柔らかな湧水を使ったこだわりの酒造りが代々行われています。
15湯沢市両関酒造花邑名水百選「力水」を仕込み水とし、両関独自の低温長期醸造法でキメ細かい酒を醸します。
秋田県の主要酒蔵の酒造りの特徴

秋田県の美味しいご当地グルメとお土産

秋田の美味しいご当地グルメはこれ!

秋田県は豊富な食材の産地でもあります。 郷土料理の きりたんぽと比内地鶏の鍋、ハタハタ(しょっつる鍋)、そして麺類好きにはたまらない稲庭うどん。 

他にも、じゅんさいやとんぶりなど特産の地野菜がお勧めです。

ベスト1 ハタハタ

秋田県の沿岸部の郷土料理はこのハタハタ抜きには語れないでしょう。 鍋の具材となり、保存食となり、そして調味料にもなるとても重要な食材です。 

ハタハタは刺身は勿論、焼いても煮ても一夜干しにして炙っても美味しい。 いずし(飯鮓)やブリコと呼ばれるハタハタの卵は、日本酒の季節とマッチして是非味わいたい料理ですね。

ハタハタ
ベスト2 きりたんぽ

ご飯をすりこぎですり潰し、棒(ぼう)に握りつけて焼いたもので、鍋物に入れた「きりたんぽ鍋」と、味噌をぬった「味噌焼きたんぽ」があります。 

木こりやマタギの食材が、鶏肉や野菜、きのこ等を入れた鍋料理に進化して、今や秋田県の代表的郷土料理となっていますね。

ベスト3 比内地鶏丼

比内地鶏は日本三大美味鶏と言われ、肉も卵も抜群の旨さを誇ります。 

刺身やロースト、鍋など色々な料理がありますが、お手軽なのが親子丼。 香ばしさと旨み、濃厚な玉子。 親子で織りなす絶品のハーモニーが味わえます。

比内地鶏親子丼
比内地鶏親子丼
ベスト4 稲庭うどん

秋田県の南部の名産です。  キリッと冷やした麺だと、日本酒との愛称もバツグン。  その弾力を含んだコシは他の麺類にはない独特の歯ごたえです。  

自宅へのお土産はお店で売っているB級品でも十分でしょう!

稲庭うどん

秋田県の美味しいお土産は『いぶりがっこ』 これまた電車や飛行機でガブガブ

秋田県のお土産と言えば、『いぶりがっこ』で決まりでしょう。 『がっこ』とは秋田の方言で漬物のこと。『いぶり=炙り』にした漬物として、古くから保存食として珍重されていますね。

漬物にうつった木が燃える香ばしく甘い香りと、米糠の素朴な味わいは、ご飯だけでなく日本酒のつまみに最高ですね!

トラマサ
トラマサ

そう言えば、秋田内陸線に乗ると車内販売でいぶりがっこを売っていたね。 で、それを肴に、雪見酒したっけなあー、旨かった!

トラマサが選ぶ秋田県の日本酒ベスト5『新政』『雪の茅舎』『山本』『花邑』『まんさくの花』

さあお待たせしました。 秋田県の日本酒おすすめベスト5は次のとおり、お勧め理由も合わせて紹介します。

新政/No6/亜麻猫/ラピス

もはや人気は全国区トップクラス。 2020年は全量木桶・純米・生酛仕込みを実現か。 クラシックな6号酵母でトラディショナルの造りと足枷をしながらも、爽やかな酸味で飲み手を魅了します。 無農薬の酒米栽培で、社会貢献型伝統産業を目指しています。

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雪の茅舎

櫂入れなし・加水なし・濾過なしの三無い造りの技術は、NHKでも取り上げられました。 自然界の乳酸菌を活用した山廃酛は、シルキーな口当たり、綺麗な米の旨みと引き締まった酸のバランスが絶妙です。

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山本

八森町の天然湧水で米もお酒も醸す農醸一貫体制。 作り出すお酒は、活性にごりから低アルコール酒まで、ネーミングも含めて斬新な日本酒を提案しています。 もちろん正統派の日本酒を含めて、軽快で切れのいい味わいです。 

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花邑

栗駒山系の名水で仕込む日本酒は、穏やかな香りと瑞々しいフレッシュな味わい。 高木酒造監修の日本酒はさすがと唸らされますが、うり二つとまではいきません。 自社ブランドは『翠玉』で、こちらも同様の味わいです。

まんさくの花

横手市増田は古の蔵の街にある1689年創業の老舗。 栗駒山系の軟水仕込みで、円やかで優しい風合いの日本酒を醸しています。 仕込みはタンク毎に酒米や造りを変えて、低温瓶貯蔵により1年以上寝かせるなど丁寧な酒造り。 19度のハードな仕様の夏酒もあり、老舗酒蔵が新しい風を吹かせていますね。

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美酒揃いの秋田県の日本酒、きりがないのですが次点を一つだけご紹介しておきますね。 あとは、酒蔵紹介の酒質を参考にお酒を選んでみてください。

次点一白水成

八郎潟の近く五城目町で1688年創業の老舗。 地元契約米を中心に、仕込み水は豊富な中硬水を使用。 ふくよかさとキレの良さを両立したバランスのいい日本酒を醸してます。

まとめ

美人と美酒の王国秋田、いかがでしたか? 

え! まだ秋田美人にあったことがないんですか? 色白の肌で切れ長の目、ついついあの女優さんを思い出してしまいますが・・・・・

なんでも秋田は、古くはロシア沿海の国と交易があったそうで、中央アジアの血が混ざっているとか。 あるいは京都辺りからの人も移り住んだとか、諸説ぷんぷんですね。

秋田美人
秋田美人

でも、美人とお酒を酌み交わすのは拙い訳がありまっせん! 

最後に秋田県の古の街で見かけた秋田美人(ポスター)を紹介しておきます。 もうこんな衣装を着る人は秋田音頭を踊る人しかいないかもね。

それでは皆さん 今日はこの辺で失礼します。

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