皆さんこんにちわ。
日本酒が日本の『国酒』ならば、桜は日本の『国花』。 その両方を追いかける今回の酒桜紀行は、福島は三春地方に数多く存在する名桜をご紹介します。
三春地方は一本桜が数多く、地元写真愛好家の会の『県内一本桜番付』や、郡山観光交通さんの『枝垂れ桜花番付』が発表されています。
実は、トラマサの『日本酒番付』もこれらの桜番付よろしく作ってみたのですが、これがなかなか難しいのです。
何故ならば継続的な櫻木の観察と写真映えの比較、日本酒ならば毎年の飲み比べと新規評価などなど、根気と体力、そして資力が必要なのです。
桜の評価はあちらにお任せして、先ずは素人ながら桜の絶景とお酒旅の紹介といきましょう。
桜旅のフットワークは列車+レンタカーがベスト
大人の桜旅は本来ならば、公共交通で桜の近くまで行きそこから徒歩。 でもコロナ禍の今は、車となってしまいます。
そこで、帰りはせめて撮ったばかりの写真を愛でながら、銘酒と名桜の余韻に浸るのがベストなのではないでしょうか!
また宿泊しながら早朝の朝日に輝く桜を狙うのならば、夜は一杯できますね。 そこで、新幹線+レンタカーならばリーズナブルに疲れずに桜旅ができます。
勿論、直前のレンタカー予約が出来れば、日帰りも可能ですよ。
レンタカー予約はできれば早い方がイイね。 去年、おととしはニコニコなどの格安レンタカーでいったよ。 駅までは迎えに来てもらった。
孫の手トラべル:024-024-945-1313 タクシー又はバス 郡山駅10:45発⇒不動桜⇒(忠七桜)⇒(五斗蒔田桜)⇒紅枝垂れ地蔵桜⇒三春滝桜⇒浪岡邸・福聚寺の桜⇒16:15着 郡山駅 ¥8000 ()は車窓 *紅枝垂れ地蔵桜⇒三春滝桜のみは¥4000 チョット値上がりしたかな。
満開予想日をどう見定めるか、三春や二本松の桜開花は市街地に比べて遅め
ここ数年桜の開花は早まっており、福島でも開花と満開の期間が短くなっています。 写真映えとしては当然満開なのですが、切符や宿などの旅の準備、お休み設定は直前では無理かと。
そこで、最近三年間の三春滝桜の開花から葉桜までの情報を整理してみました。(Find三春より抜粋)
年 | 開 花 | 5分咲 | 満 開 | 散り始め | 葉 桜 |
2020 | 4/1 | 4/4 | 4/7 | 4/14 | 4/26 |
2019 | 4/8 | 4/14 | 4/16 | 4/22 | 4/24 |
2018 | 4/2 | 4/5 | 4/6 | 4/14 | 4/16 |
今年は史上最速の開花が予想されていますので、『さくらチャンネル』などで、情報取集してみてください。 滝桜を中心にして周辺の桜情報も整理してみましょう。
トラマサがおすすめするあぶくま桜回廊のベスト10はこれ
さて桜本願の皆様の番付には足元にも及びませんが、トラマサが18・19年と2年がかりで廻った『あぶくま一本桜』ベスト10は以下の通りです。
🌸1位 三春滝桜(三春町) 樹齢1000年以上と推定される国指定天然記念物のベニシダレ。正面からの花と幹は圧巻です。今年はライトアップ中止も桜まつりは入場制限で開催。
🌸2位 紅枝垂地蔵桜(三春町) 樹齢400年、三春滝桜の娘といわれるベニシダレ。後方には雪が残る安達太良山が顔を覗かせ、紅色の花と青空のコントラストが楽しめます。
🌸3位合戦場の枝垂桜(二本松市) 樹齢150年の2本の木が重なっているベニシダレ。滝のように流れ落ちる枝振りも素晴らしいけど、星空と一緒に見上げるのも綺麗です。
🌸4位 秋山の駒桜(川俣町) 樹齢500年以上と推定されるエドヒガン。周囲が畑でポツンと一本の大桜。1時間粘って帰り際に女神が光を当ててくれました。
🌸5位 塩ノ埼の大桜(本宮市)樹齢600年のエドヒガンザクラが高台の上にそびえたつ。向こうの丘の桜並木と繋がるアングルはまるで龍の尻尾。こちらも夕景色の一瞬のマジックアワー。
🌸6位 雪村桜(郡山市)樹齢400年の枝垂桜で、竹林に三方を囲まれた雪村庵に立っています。 竹林の緑と赤屋根、そして紅梅との組み合わせが絵になります。
🌸7位 中島の地蔵桜(二本松市) 残雪の安達太良山を背景に、大きく枝を張った推定樹齢150年以上の見事なシダレザクラ。10数年前は藪に隠れていた枝ぶりの見事な名桜です。
🌸8位 福聚寺の桜(三春町) 愛姫(伊達政宗の正室)の実家田村家の菩提寺。樹齢470年と樹齢250年の2本のベニシダレがあり、妖艶な美しさは圧巻です。住職は作家の玄侑宗久氏。
🌸9位 七草木天神桜(三春町) 樹齢250年のエドヒガンザクラ。 根元には、地区の守護神的存在の天神様が祀ってあります。 直ぐ近くの七草木桜もいいですね。
🌸10位 五斗蒔田桜(郡山市) 樹齢約150年のエドヒガン枝垂桜。土手下には馬頭観音様が祀られています。何か手を広げたしなやかな踊り子さんのように感じませんか?
実は、これ以外にも回った桜を参考までに申し上げますと、『不動桜(郡山市)』『内出の桜』『天神夫婦桜』『南成田の大桜』『平堂壇の桜』『七草木桜』『伊勢桜』『龍ヶ岳公園』『霞ヶ城』となります。
セレクトに迷ったときのおすすめは『滝桜』『合戦場』『塩ノ崎』
阿武隈の道はアップダウンが多く、曲がりくねっている
これだけの名桜、廻るのは大変です。 地元の皆さんは桜巡礼を済まされているでしょうが、地元以外の方が平面的な地図で計画を立てますと苦労することになります。
先ず1つ目の関門は車の渋滞ですが、滝桜だけです。 朝一番と夕方に入り夜桜見物がお勧めですが、今年21年は、ライトアップがありません。
2つ目の関門は、阿武隈山地の高低差と曲がりくねった田舎道です。 チャリダーさんのブログをマネしてレンタサイクルではいけません。
素直にレンタカーで巡るべしです。 そして時間に余裕があれば宿泊し、朝日に映える桜を愛でることをおすすめします。
ツアーですでに滝桜を見た人は、レンタカーで郊外を回る
そこで、郡山起点で1日で回るパターンを整理してみました。
そして、まだあぶくま桜回廊の桜を見ていない人はトラマサのおすすめ上位3つは必ず回りましょう。
ナビは桜の名称を入れてもダメな時があるので、グーグルマップのナビと併用がいいかな。 最近は旗や看板の案内もふえてるけど、道は狭いところもあるので注意してね!
あぶくま桜旅でおすすめの日本酒とグルメ
さて、行先の目星はたったので、お昼ご飯、お土産、そして日本酒の紹介をしましょう。
秋山の駒桜の近く、川俣町は軍鶏の名産地です。ふわとろ卵の親子丼やしゃもラーメンが有名です。写真はそのセットです。
三春町は里山、昔ながらの素材を使った素朴な和菓子『ゆべし』。そして三春町のB級グルメ『三春グルメンチ』です。なんでも名産のピーマンを使っているそうです。滝桜のまつり会場でも入手できます。
二本松の銘酒『大七』。生酛造りの力強い味わいは、まさに食中酒の王道を行くお酒ですね。 現在酒蔵見学は中止してますが、『霞ヶ城』の傍なので桜を見に行ったら立派な建物を眺めてください。
また、不動桜の近くには『仁井田本家』があります。 こちらの『しぜんしゅ』『穏』もおすすめです。
それからもし雪村庵の桜を見たら、近くの『高柴デコ(人形)屋敷』に寄って見るといいですね。 『三春駒』発祥の地で4軒の人形工房が集まっています。
すぐ近くには『天神夫婦桜』や『内出の桜』もあり、スケジュールに入れてみるのもいいでしょう。
まとめ
いかがでしたか? あぶくま桜回廊の旅。
未だ、二本松周辺や田村市の桜は消化していませんので、奥の細道・あぶくま桜回廊の旅は続きそうです。
それでは、皆さん気を付けて名桜と名酒の旅にお出かけください。