日本酒ファンの皆さんこんにちわ!
今回は久しぶりの開催となった故郷山口の『湯田温泉酒まつり』に行ってきました。 同じ期間で広島西条の酒祭りと重なりますが、こちらも負けていません。
さてこちらは、新型コロナウイルスの流行で2年ぶりの開催となりましたが、折よく山口に帰郷していたことで訪れることに・・・
同時開催の『日本の祭りinやまぐち』で伝統芸能の素晴らしさを楽しんだ
まずは『湯田温泉酒まつり』と同時開催で、『日本の祭りinやまぐち』が山口市内2か所で開催されており、腹ごしらえも含めておじゃましました。
会場内に『やまぐちオリジナル丼選手権』なるものがあって、地元の食材13種類から3つ選んでインスタに投稿する企画イベントで、まずは腹ごしらえです。
どうでしょうか、旨く盛りこめていますか?
さて会場内のステージに移動して、各地の歴史・文化の中で継承されてきた伝承芸能を観賞しましょう。
正式名は『地域伝統芸能全国大会』で年1回、 国内海外の地域伝統芸能が一堂に集まって競演する全国規模の催し。各県を巡り今回で30回を迎えるそうです。
およそ30の団体などが出演、国の重要無形民俗文化財の演技や、ポピュラーな東京高円寺阿波おどりまであってバラエティーに富んでいます。
が、チョット人が少ないかな。
残念ながら小雨模様となってきたので、先を急ぐことにしました。
『湯田温泉酒まつり』は思い思いのスタイルでほろ酔い気分
試飲ブース『あ』・酒蔵ブース『A~H』のお酒の紹介
山口中央公園から歩くこと10分余り、よっやく酒祭りの会場がある湯田温泉通りにやってきました。
オッともう通りには、お猪口女子がほろ酔い気分でたたずんでいます。 路地を覗けば、もう立ち飲み酒場状態です。
こちらも早速、井上公園の受付でチェックイン。 当日料金は2,300円で、会場マップとお猪口を受け取り早速試飲ブースへ並びます。
いきなり最初のA~Hの試飲ブースに並びますが、『天美』はすでになく竹内酒造場さんの『錦世界』からいただきます。
先日酒蔵で購入した5年物の古酒と違って当年物の柔らかくて綺麗な味わいです。 やっぱり水がいいのかな?
すぐ隣の酒蔵ブースには、先日お会いした杜氏さんがお見えでしたのでご挨拶と記念撮影。 他の方はご兄弟でしたか?
さらにお隣を見れば、これまた先日おじゃました新谷酒造さんの『わかむすめ』。
試飲ブースにはなかったので、こちら専用ブースでは300円を払い大看板の『燕子花(かきつばた)』をいただきます。
香りが素晴らしく、山田錦らしいやわらかで上品な米の甘味に、ワインのような濃淳な味わいです。 さすがですね!
蔵元さんと杜氏の奥様に先日の訪問のお礼を申し上げて、先を急ぎます。
続いては、萩の復活蔵『阿武の鶴酒造』さんが醸す純米大吟醸『三女子』。
6代目蔵元の三好隆太郎さん自らに注いでいただき、山田錦45%精米の華やかな香りとやわらかな旨みに思わずニンマリです。
イラストから昔防府市にあった三田尻女子高校を連想して酒名の由来を尋ねますと、『好』を分解しただけとのこと。 アラセブの妄想でした!
もうおいしいお酒を一気飲みしたので、ここらで和らぎ水を飲んで一休止しましょう。
試飲ブース『い』・『グルメブース』のお酒とグルメの紹介
ようやく落ち着いて、周りを見渡せば試飲ブースや酒蔵ブースが少ないことに気が付き、マップを広げてみます。
なるほど、メインの井上公園だけでは収まらないので、近隣の飲食店エリアにもブースがあるんですね。 ようやく理解できました。
そしてグルメブース(1~16)では、『岩カキ蒸し焼き』や『牛スジの煮込み』『ふぐ白子焼』などもあります。
まずは1匹300円の天然アユの塩焼きを購入。 塩味が効いてお酒にピッタリ! 骨や内臓も柔らかくて丸ごといただきます。
つづいて試飲ブース『い』からは、最近人気沸騰の大嶺酒造の『大嶺3粒 火入れ 山田錦』をゲット。
果実の香りに甘酸っぱさ、そしてお米の風味が感じられるジューシーな味わいは、今日一番でしょうか。
つづいて鮎を肴にもう一杯と、八百新酒造の『雁木純米吟醸/みずのわ』をいただきます。
その名の通り、水の輪が広がるごとく柔らかく静かに体にしみ込むような落ち着いた味わいです。 飲み飽きしない本物のお酒ですね。
おお、岩国は酒井酒造『五橋 純米ひやおろし』があるではないですか。 『ファイブ』もいいけど、山口に来たら『五橋』。
上品な吟醸香がほのかに香り、口当たりは優しくて軽快、そしてたっぷりの米の旨味をきれいな酸が引き締めるなめらかな味わいです。
そういえば、あと少しで『天美』が届くということだったので試飲ブース『あ』を覗いてみますが無し。
酒蔵ブースを覗くとありました、ナント『天美 純米大吟醸』300円でゲットしましたよ。 でも、藤岡杜氏さんはもう帰られて、会うことは叶いませんでした。
絶妙な味わいでバランスがよくて、お洒落でとても飲みやすいですね。
足湯に入りながらまったりと飲みたいのですが、なかなか席が空きません。 雨脚が強くなったので、移動しましょう。
最後は『う』・『K~P』ブースのお酒の紹介
細い路地を縫っていきますと、飲食店での試飲や余興もありました。 和やかな雰囲気を盛り上げています!
飲食店街の道路はやや狭く、コロナ禍にあってはとても密な環境ですが、そこは皆さん自前でアルコール消毒でしょうか?
さて試飲ブース『う』では、『獺祭45』をゲット。 やはり旨い、進化を続ける酒に思わず速攻で2杯目をいただきました。
ナント酒蔵ブースに伺うと、先日日経新聞に全面意見広告を出された旭酒造社長の桜井一宏さんがいらっしゃいました。
一宏社長のお話では、奥さんは今東京の私が住んでいる地から岩国に嫁入りされたとか。
また博志会長と私は同い年で、大学が一緒。 どこかご縁がありそうです。
気さくで小さな秘密を明かされた一宏社長は、雨の中陣頭に立ってお酒の振る舞いや販売をされていました。
いまや『世界のSAKE』を目指す旭酒造さんですが、その『ベンチャースピリット』はご健在の様子でした。
『東洋美人』『貴』などまだ飲んでいないお酒もあったのですが、雨脚も強まったので足湯へと向かい会場を後にしました。
まとめ
山口の地酒を楽しむ『湯田温泉酒まつり』は、山口市湯田温泉の飲食店経営者の方々が主催。
なのでオープンな公園を中心に湯の町のスナック街の路地や、自らのお店にお客さんを引き込む仕掛けでした。
新型コロナウイルスの流行で2年ぶりの開催ながら、小雨が降る肌寒い中にもかかわらず家族連れやカップルがおちょこを手にお酒を味わってました。
広島西条は14万人が集ったそうですが、こちらは1万人。 でも1日ですから、よく健闘しているのではないでしょうか。
『温泉』と『日本酒』のコラボはとても相性がいいので、これからも是非継続してほしいですね。
それでは皆さん、今回はこれで失礼します。 最後までお読みいただきありがとうございました。