お花畑トレッキングが大好きな皆さん、そしてウニと日本酒大好きな皆さんこんにちは!
今回は日本最北の島、一度は行ってみたい花の浮島と言われる礼文島。 9年前の花の追憶に加えて今回は利尻島にも行ってきました。
さらに富良野・美瑛の花々と、北の銘酒国稀や上川大雪などを楽しんできましたよ!! それでは早速紹介しましょう。
1日目 一気に最北の秀峰利尻山の元へ
年4回の楽天スーパーセールは超お得!
今回のプラン作成は約1か月前、旅先のホテル確保と移動手段確保が問題となりました。 まずは初日のプランを紹介します。
今回は『大人の休日切符』は使用せずに、6月初旬発売の『楽天スーパーセール』を活用。 羽田~新千歳の往復と、札幌と旭川のホテル2泊分を37,000円で購入しました。
問題はここからの移動ですが、格安の丘珠~利尻の飛行機を利用。利尻➡礼文➡稚内のルートを設定。 宿泊先は利尻でたった1件の素泊り旅館をやっとで確保です。
まさに飛行機の空きとホテルの空きのにらみ合い。 天気に至っては、運だめしといったところです。
羽田発はエアドゥ―で札幌へ向かいますが、B767は椅子の肘掛がいけません。 オーディオコントローラーに肘が触れて、CAさんが2回も着てしまいました。
札幌到着後の昼食は、『根室はなまる』でぷりぷりの寿司三昧!
札幌到着後はスープカレーの昼食を考えていたのですが、先々の天候不良もあるので食べれる時に頂こうということで、急遽札幌駅の『根室はなまる』に変更。
営業は11時からですが、人が一杯で予約券NOは21。 銀座では寿司1貫で300円ですが、こちらは一皿300円。 2人で5千円ほどとリーズナブル、大変美味しゅうございました!
『油鰈』がとてもうまかった! ホタテやツブの貝類も最高! 外れはカニ好きの友人も▼の花咲蟹! スシローではないけど回転すしでカニはご法度かな・・・
丘珠空港への移動まで時間があるので、北海道大学の構内を散策しました。 広大な敷地と緑に包まれた歴史的建造物群が立ち並んでおり、ちょっぴり青春気分!
利尻島へは小型プロペラ機で割安に
どうやら本格的に雨脚が強くなり、丘珠空港ではターミナルから飛行機まで傘をさして歩くのですが、川のように雨水が流れています。
飛び上がれば、留萌辺りからは海岸線が見渡せました。 稚内辺りは雨もなくて、利尻空港に到着です。
利尻便は1か月前で13,800円。 もう少し早ければ8,800円なので、鉄道+フェリーよりも時短効果ありですね。
島はバス便が少なくて、折角来たので宿でレンタカーを手配して貰いました。 翌朝返却で12,000円は、まさに4か月営業の島値段。 そう、売り手市場で取り合いなんです!
利尻・礼文だけなら札幌泊朝便で島1泊で札幌帰着、観光バスで巡るのがいいかな? 早めの宿確保がカギ!!(反省・・・) 稚内や富良野・美瑛を巡るコースにすると時間とコストがかかるね。
雨が心配ですが、宿は反対側にあり左回りでスタートします。 利尻富士は島の中央、道路は海沿いを一周します。
利尻富士のてっぺんは常に雲がかかり、見えたり隠れたり。 島の南部の名勝『仙法志御崎公園』を目指します。
海岸から利尻富士を望めるのは絵になりますね。 ここには、ゴマアザラシもいて癒されます。
おっと、ここでとうとう雨が降り出しました。 先を急ぎましょう!
この沼尻に『利尻亀一』というお土産屋さんがあり、閉店間際でしたが『バフンウニ』の軍艦をいただきました。
1800円はツーマッチ! 味わいは最高だけど。 磯の香りが漂ってきましたよ! でも札幌の『根室はなまる』のほうに軍配!
ぺシ岬はあきらめて今夜の宿『旅館富士』にこのまま投宿しますが、その前にセイコマートで今夜の酒とつまみを調達しました。
6月の利尻・礼文の宿泊はツアーで早々に予約一杯。 たまに出る価格は一人4,5万円。 8月の頭では1万円台からあるし、最北の島値段には呆れるばかりだ!
2日目 花の浮島といわれた礼文島も、花が少なくなってきた
昨夜からの雨も港に着くころには上がりましたが、強風が吹いています。 港でモーニングコーヒーを求め、礼文行のフェリーを待ちます。
礼文島はいつもながらの霧と強風の島
出港時には雨風も収まり、岩山のぺシ岬を後にして礼文香深港へ向かいます。
礼文到着後荷物を預け、直ぐに島の南端知床行のバスに乗り込みます。 前回訪問しなかった丘の上にある『北のカナリアパーク』でバスをおり、桃岩トレッキングコースへ進みます。
数日後の7/2に映画「北のカナリアたち」の公開10周年を記念し、主演の吉永小百合さんや監督さんが出席して「感謝の集い」が開かれたそうだ。合いたかったなあ・・
緩い登りの坂道を登りますが、強風と霧が視界を遮ります。 桃岩方面からのツアーと数組すれ違いますが、桃岩➡知床の方が下りで楽なのでしょうね。
9年前は元地灯台の手前から花園だったのですが、今年は全く見当たりません。 灯台を過ぎるとようやく花の群落が始まりました。
登山道は前日の雨でドロドロ、強風と濃霧は礼文名物なので仕方ありませんが、花はイマイチでしょうか?
環境の変化なのか、写真を載せておきますので、皆さん比較して見て下さい。 まずは2022年6月の写真から・・・
続いて、こちらは2013年の写真です。
キンバイソウなどの希少種は明らかにササの拡大によって減少し、地球温暖化の影響が高山植物を縮小させており、島の魅力が薄れてきています。
花の減少も寂しいけど、一方の観光資源である『ウニ』も危なくなっているね。 最近報道のあった利尻の産地偽装も、不漁とロシア産の輸入禁止が背景にありかな・・・
今回は礼文や稚内の宿泊予約が全く取れなくて、旭川まで行く予定としたので、観光バスは利用できませんでした。
旅行当日の天候は強風と霧で見れたかどうか不明ですが、2013年のスカイ岬と桃岩の写真を載せておきます。
ところで、ウニの仕入れが少ないのでしょうか?
フェリーターミナルの『武ちゃん寿司』でうに丼の昼食予定が、急遽13:30分で営業停止。 やむなくおにぎりをお願いし、フェリーに乗り込みます。
旭川を目指すも鉄路が不通、直前で稚内のホテルを確保
ところが前日の大雨で宗谷本線が終日運休となっており、予定の旭川まで行くことが出来ません。
急遽、稚内の宿を船上で確保します。 そして稚内到着後は、翌日の半額キップをなんとか『えきネット』で予約できました。
なんだかんだで、結局今夜もホテルで宴会となりました。 予感的中でしたか・・・
3日目 『北の国から』の風景と花に巡り合えた!
美瑛の丘の風景は不変、外国資本の跋扈には断固反対です!
さて、今日の予定は昨日旭川到着が出来ませんでしたので、美瑛・富良野の観光時間が2時間近くなくなりました。 富良野はカットして美瑛どまりですね・・・
さて朝一の特急隣席のお方は、『大人の休日切符』で来られたとのこと。 6:36発の特急の乗り継ぎ、今日は東京まで帰るのだとか・・・
ちなみに帰着予定は20時32分東京着で、約14時間。 旅の始めは稚内が23時47分着で、旭川か札幌で休憩を入れられたのでしょうか? やはり、最北の地は飛行機ですかね。
そんな事を考えたり、車窓の利尻富士を眺めたりして旭川に到着です。 早速、のどかな丘の風景を眺めながら『青い池』には1時間で到着。
青い池も9年前、別の旅で訪れています。 周辺整備はすすんだものの、池の色はイマイチ。 立ち枯れの木々も減って、こちらも比較写真を貼っておきます。
時間もおしたので、白ひげの滝をパスして『四季彩の丘』へ向かいます。 ここには様々な花が咲き乱れ、遠くの十勝連峰が見えれば北の大地らしさを演出するのですが・・・
7月からは有料らしく、まだ花の咲具合はこれからと言うところ。 でもいつ来ても癒されますね!
ところで最近は、富良野あたりもニセコに続いて外国資本が不動産をあさっているらしいですね。 その昔水源林が狙われていたこともあり、規制が必要なのでは。
さて、美瑛の丘をワインディングしながら、昼ご飯の予定『フェルムラテール』をナビしますが、ナント東京のお店でセットミス、通り過ぎてしまい・・・
もうリミットを過ぎていたので旭川を目指しますが、急遽晩酌用のお酒『上川大雪』を求めて、『酒正土井』さんに立ち寄りします。
『酒正土井』さんはとてもお洒落な店舗で、説明も丁寧です。 今回は、『上川大雪 緑ヶ丘蔵』の生酒と火入れ酒を購入しました。
留萌本線には、歴史を留める古い駅舎がたくさんある!
旭川からはJRで2時間、今夜の宿留萌を目指します。 遅いお昼は、旭川駅前のイオンで調達して、時間節約です。
深川からはいよいよ留萌本線、初乗車です。 もう今日は車の運転がないので、ローカル線に乗ればやっぱり『サッポロクラシック』ですね!
ちなみに留萌までは1910年、増毛までは21年の開通です。 昭和の時代は石炭の運搬で活況をみましたが、やがて閉山や道路網の整備で鉄路は寂れていきました。
連続ドラマ『すずらん』のロケ地『恵比島』や、小さな分水嶺らしい『峠下』の鄙びた駅舎は昔の栄華の佇まいを感じさせます。
そして今夜はこれまた鄙びた留萌郊外の温泉宿ながら、船盛りの特別定食で『上川大雪』の華やかな香りと北の海の幸をいただきました。
4日目 最果ての地の浪漫と最北の酒とグルメは最高!
4日目は『ヤン衆も飲んだ最北の酒『国稀』は、増毛の栄華の歴史と共にある』で詳しくレポートしていますので、そちらもご覧ください。
増毛はニシン漁の栄華の歴史と、最果ての鉄路の浪漫を今に伝える
留萌から増毛へはバスで30分余り。 留萌の町はまだシャッターが閉まっており、眠りから覚めていません。
波のない海岸沿いをバスは進み、増毛に到着。 2016年12月4日に、95年間の歴史を閉じた旧増毛駅の鉄路や、復元された駅舎を散策します。
旧駅前には、旧旅館や高倉健主演の映画『Station』のセットとなった『風待食堂』があります。
そして駅から数分のところにある遠藤水産の直営店『港町市場』をのぞいてみます。 甘エビ、タコなどの地物が所狭しと並んでいます。
駅前に戻り、日本海の風雪にも耐えた石造りや木造の建物が並ぶ『ふるさと歴史通り』をすすみ、『旧商家丸一本間家』『国稀酒造』を見学します。
莫大な富が北の御殿を築き上げたのでしょうか。 さすがに旧商家は趣がありますね。 Wi-Fiセットをすれば、各展示物にまつわるエピソードを伝えてくれます。
そして今回の旅のハイライト『ウニと甘エビの二色丼』を『寿司まつくら』でいただきます。 ちなみに左の写真『ジャンボ海鮮丼』はお隣さんの注文でした。
留萌に戻り、札幌までは高速バスで移動。 その前に留萌駅前の自由市場で、今夜の酒のお伴を調達します。
札幌の夜はリッチなホテル、そしてグルメはいつものジンギスカン
留萌は今や高速道路が繋がり、深川の市街地を経由しながら札幌まで高速バスで2時間余。 バス便利用は、疲れた体には楽ちんですね。
鉄路はお定まりの運命だけど、バスは、札幌近郊からの高速停留所利用者が多いのにびっくりした。 高速は続くよ、どこまでも、かあ・・・
さて、今夜の宿は昨年オープンの『ソラリア西鉄』。 ウッディの落ち着いたデザインは高級感があります。 札幌は高層マンションやリッチなホテルが立ち並び、とてもお洒落になった印象です。
そして、北海道と言えばジンギスカン。 お魚ばかりだったので、かるく2人前で幸せになります。
そして仕上げはホテルで、増毛の『国稀生酛純米』と、留萌の蒲鉾と干し甘エビ。 国稀の旨みと干し海老の濃縮した味は最高の取り合わせですね!
5日目 最後のグルメはやっぱり海鮮丼、お土産は脂でギトギトの真ホッケ!
最終日はもう移動はなくて、買い物と思い残しのないよう美味しいグルメをいただきます。
出かけた場所は、札幌駅から一つ目の桑園駅の近く『札幌場外市場』です。
お土産購入の前に、調べておいた『定食めし屋』でおすすめ海鮮丼をいただきます。 オプションのバフンウニを加えて、思いっきり贅沢していますね。
メロンに蟹、塩水ウニ。 なんと大玉メロン3個6800円には魅かれましたが、真ホッケの干物を購入しました。 家に帰ると孫は大喜び、いい買い物ができましたよ!
まとめ
旅の前半は悪天候で予定が狂いましたが、後半は雨もなく予定通り。 グルメやお酒もまずまずといったところでした。
ところで最近は、サンマやサバ、イカまでが不漁。 そこで昨年の北海道の海産物の生産高の状況を調べてみました。
令和3年は前7年間比で絶好調No1は『ホタテ』:914億円(123%)、2位は『サケ』:458億円(103%)、3位は『コンブ』で178億円(82%)。
4位は『スケトウダラ』、5位は『タラ』、そして僅差の7位はナント『イワシ』で77億円(148%)でした。
ちなみにウニは生産高0.6千トン(前年比99%)金額6位で79億円(前年比111%)。 取れ高は変化ないのに金額上昇は、昆布不漁などでナイナイ状況が影響してるかなあ・・・
北海道のウニはやっぱり『エゾバフンウニ』が濃厚で最高! ウニを極めた酒旅も今回はこれで終了です。 今回も最後までお読みいただきありがとうございました。