紺碧の笹川流れと村上のサケと名酒の旅!

塩引き鮭

日本酒ファンの皆さん、酒旅ファンの皆さんこんにちわ!

前回の道北のウニと最北の酒蔵の記事、いかがでしたか?

さて今回は、比較的近場な新潟は村上の酒とサケを訪ねた夏の酒旅を紹介します。 『酒とサケの組み合わせ』ですか、これは期待できますね!!

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旅のプランは首都圏からは日帰りも、宿泊なら日本海の夕日と瀬波温泉!

これまでに何十回も鉄路で通った『笹川流れ』ですが、意外とアクセスがよくありません。 最寄り駅の桑川は快速と普通のみ、昼間は2~3時間おきなのです。

ですので、そこのアクティビティタイムを2時間と設定して、スケジュールを設定します。 そして酒旅なので、村上の美味しいグルメは外せませんね。

羽越本線 普通列車

『笹川流れ』の遊覧船は、JR桑川から徒歩15分の距離ですが送迎もして貰えます。 ほぼ1時間に1本あり、待ち時間があれば食事や買物で時間をつぶしましょう。

そんな訳で、村上市内で3時間、笹川流れで2時間としたプランとなりました。 勿論、夕陽の綺麗な瀬波温泉で一泊しゆったり観光するのがベストですが、今回は紹介していません。

旅のルート

東京とき7:04 ⇒9:01新潟9:45⇒10:54村上 ⇒ 町屋・酒蔵めぐり ⇒13:35村上 13:48 ⇒ 14:08桑川 ⇒14:20笹川流れ連絡船15:10 ⇒桑川16:21 ⇒村上いなほ17:15⇒ 新潟とき18:21⇒20:12 東京

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村上の城下町風情を楽しみ、町屋通りをぶらり!

村上駅前から町屋エリアまでは徒歩15分。 今回はまちなか循環バス(100円)で『大町』で下車。 町屋通りを歩いていると、広告で見かけた『千年鮭きっかわ』がありました

見事な塩引き鮭
トラマサ
トラマサ

お土産は、塩引き鮭や酒びたし、昆布巻きなど多彩に揃っている。 ホント酒のつまみでもっと買えばよかったかな・・・

村上茶のサービスを頂いたので、塩引き鮭の酒のつまみになりそうなものを購入し店を出ます。

地元の方に風情のある場所を聞けば、こちらを案内されました。 ここは、黒塀通り(安善小路)の一角に立つ『浪漫亭』(国登録文化財)です。 

浪漫亭

なんでも取り壊しの危機にあった建物を『千年鮭きっかわ』さんが買い取り、個人宅として使用されているとか。 でもそれは表向きかな、あくまで街並み保存でしょうか?

常念寺・山門

こちらは直ぐそばの『常念寺』の山門です。 雅な窓の縁取り、見事な造りですね。 他にも風情のある建物が沢山あります。

料理人が村上のグルメを盛り上げ、蔵人が地酒で盛り上げる

さあ、お腹も空いてきましたが、上の写真にある『井筒屋』さんは、どうもコロナ禍で休業の様子。 最近は京都で腕を磨いた板前さんが、あちこちで店開きしています

ならばと、『割烹 千渡里』さんでランチをいただきます。 キャンペーンの海鮮丼もあるのですが、『はらこご膳』を楽しみました。

また、夏の時期は『岩ガキ』が旬を迎えます。 プリプリのミルキーな触感は堪りませんね! 桑川の駅レストランや、観光船乗り場でも頂けますよ。

先ずは、生ビールでのどを潤してから、お酒はもちろん『無想』です。 若女将さんが、何種類か並べてくれます。

トラマサ
トラマサ

『千渡里』さんは、若女将さんや大将の合いの手が素晴らしく、お酒も料理も大変おいしく頂いたよ! 今度は鮭遡上と新酒の11月に是非行ってみたいね!!

とても飲みきれませんので、お店を後にして徒歩で『大洋盛酒造』さんへ向かいますが、残念ながら、コロナ禍で直売所は休業でした。

なので近くの『田村酒店』でお土産を探し、『〆張鶴』を醸す宮尾酒造さんの地元限定お城山』をゲットして、早々に村上駅へ急ぎます。

『笹川流れ』は、日本海の荒波が作り上げた絶景!

村上は、村上藩のご先祖を持つ雅子皇后さまの本籍があったところ。 侮れない文化の奥深さを感じます。

やはり、『お城山』の威厳でしょうかね? 短時間の滞在なので、詳しいレポートはまた次回ということで先を急ぎます。

バスの接続時間が少なく、慌てて階段を駆け下りやっとで電車にのります。 村上から桑川までは3駅、と言っても普通列車で30分かかります。

村上から鶴岡まで、僅かな平地を鉄路と道路が日本海の波濤をよけながら走っています。 冬の鉛色の雲、泡立った波は何処から押し寄せてくるのでしょう・・・

冬の笹川流れ/羽越本線より

そんな冬の風景が瞼に浮かびますが、夏の『笹川流れ』は波もなく穏やか。 どこまでも紺碧の海が広がります。

夏の笹川流れ
紺碧の笹川流れ
トラマサ
トラマサ

知床や下北の海はラムネ色、ここ新潟は紺碧の深い碧ときた! 光と水の変化は、年寄りにも分かるな・・・(コメントが寂しいー!)

まとめ

皆さんいかがでしたでしょうか? 

今年は猛暑が予想されており、新潟や山形はひょっとして40度となるかも知れません。 夏の海は、時として風が止まるのです。 

でもそんな時は、鉛色の空に波頭が波の花となって岩間を飛ぶ風景を思い出してください。 

北国の人はそうして、短くも暑い夏をやり過ごすのでしょうか? 辛口の酒と、塩引きの鮭をあぶりながら、まもなくのサケの遡上を待っているのでしょうね。

それでは皆さん、今回も最後までお読みいただきありがとうございました。

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