山口の詩情溢れる角島の夕景と冬の味覚の王様フグで一杯の酒旅!

皆さんこんにちわ! 冬が到来しコロナが第3波として復活。 苦しい地方経済対策とコロナ対策とのバランスは息苦しいばかり。

そんな訳で、新型コロナの発生が比較的少ない中四国地方。 今回の酒旅は、山口の絶景『角島』と冬の味覚の王様『フグ』を食す旅をご紹介します。

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本州最西端『角島』の絶景を巡るルートプランは飛行機かJRの2通り

最初にお断りしておきますが、『角島』は橋続きの島で正確には本州ではありません。 でも、車で行ける場所として、島の最西端の『角島灯台』が実質最西端なんです。

もう誰もが知っている、日本の絶景観光スポット『角島』。 アクセスは、一般的に宇部空港からのレンタカーが便利です。

羽田空港と富士山

JRの場合は、新山口からレンタカーか日帰りツアーバス、あるいは新下関から山陰線とバスというプランになります。 

旅のプランJRバスルート

JR新大阪ひかり 7:35発 ⇒ 新山口 9:46着 ①レンタカーで長門、角島へ

 ②新大阪発 ひかり⇒9:46着 新下関10:17発 ⇒10:21着 幡生10:40発 ⇒11:48着 特牛 バス12:08発⇒ 12:24着ホテル西長門リゾート入口、徒歩5分で角島大橋ビューポイント (ランチ) 14:44発(角島一周:車窓)⇒ 15:44着 特牛16:16発⇒ 16:59着長門市 17:37発 ⇒18:09着 萩

トラマサ
トラマサ

車の運転が苦手な方は、ツアーバス(湯田温泉→新山口→角島→元乃隅神社→長門湯元温泉→新山口→湯田温泉¥6500)もあるよ。 長門、萩で泊まって、翌日は萩や津和野経由で帰ってもいいね!

でも、2泊3日か1泊2日で行くかで、全く旅の印象は異なります。 今回は2泊3日の家族旅・グルメ旅・レンタカーのプランで、味わい深い旅路の紹介をします。 

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初日は防府の天神さまお参り祈願と、海鮮定食で決まり!

初日は、実家でミカン狩りと湯田温泉で母の卒寿と孫の1歳誕生お祝い。 そんな訳で、皆様にはちゃんと次のプランを提案しますね。 

宇部空港へ着陸態勢
旅のプラン

羽田空港 JAL8:00発 ⇒ 山口宇部空港 9:45着 ⇒ 11:30着 道の駅潮彩市塲 13:30発 ⇒ 防府天満宮 14:30発 ⇒ 山口 瑠璃光寺 16:00発 ⇒ 16:30着 湯田温泉

帰省の度に行くのは、防府の『道の駅潮彩市塲』。 その2階にあるのが『安心食堂 潮彩』です。 「新鮮で旬な食材」をまさに安心価格で頂けます。

また市場に併設の『ウミコヤ38』では、牡蠣や栄螺、ハマグリ、海老などの炭火焼きと海鮮料理がお勧め。 そして食事の後は、市場で新鮮なお土産を買えますよ。

トラマサ
トラマサ

市場では、防府特産の『岡虎の竹輪』がお勧め。 俺の親戚みたいな名前だけど、とにかく肉厚で、旨い! 宿で一杯やるならこれで決まり。

さて最初の観光スポットは、学問の神様『菅原道真公』を祀った日本三大天満宮の『防府天満宮』。 日本で最初の天神さま、お子さんと行くなら絶対外せませんね。

そして次に目指すのは、大内氏の栄華を残す山口市の『瑠璃光寺』。 室町文化の優美な五重塔はとっておきのフォトスポット。 近くの雪舟の庭を巡るのもいいですね。

湯田温泉は、歴史のある温泉場。 明治維新で名を成した井上馨や、女性フアンの多い中原中也の出身地で、その生家跡は公園や記念館があるので立ち寄ってみるのもいいでしょう。

中原中也記念館

長門仙崎の魚は絶品、オレンジ色に染まる絶景の角島とパワースポットの元乃隅神社

『SLやまぐち号』は、コロナに負けずに黒い煙を吐きながら疾走しているよ!

復活運転41年の超人気『SLやまぐち号』は、冬の臨時号も運行しています。 実は、前日に席を確保する方法もありました。

それは全線乗車ではなく、始発『新山口』から次駅『湯田温泉』までなら、席があいている場合があるのです。 そうなんです、湯田温泉から乗車するお客さんがいるのです。

湯田温泉から新山口駅まで車で移動して、出発前に記念撮影。 パパは再度湯田温泉駅まで車移動のため入場券でホームに入ります。

仙崎のイカを目指すも売り切れ、でも海鮮定食はプリプリで大満足!

旅のルート

新山口発 SLやまぐち号10:50 ⇒ 11:05着 湯田温泉 ⇒ 12:30着 仙崎(昼食)(金子みすゞ記念館)15:00発 ⇒ 元乃隅神社 16:00発 ⇒ 16:30着 角島灯台 17:00発 ⇒角島展望台 17:20発 ⇒ 18:00着 俵山温泉

湯田温泉を後に、レンタカーで仙崎港を目指します。 美祢市を経由して仙崎港に到着したのは昼過ぎ。 ランチは『喜楽』で、イカ刺しを狙ってみましたが売り切れでした。

かなりな時間待ちで、仙崎キッチンなどで時間をつぶしようやく席につくのが小一時間でした。 でも、海鮮定食などとても美味しかったです。

食事の後は、『金子みすゞ記念館』を訪問。 彼女の生家は文具店で、そのまま保存されています。 2階に上がれば彼女の机から、今にもそのやさしいメッセージが届いてきそうです。

金子みすゞ記念館

優しさにつらぬかれた彼女のメッセージにふれ、山口は中原中也といい、なんと素敵な詩人を生む風土に恵まれているんだろうかと、優しさに包まれた故郷の景色が心に沁み入ります

金子みすゞ記念館

長門のパワースポット『元乃隅神社』とオレンジに染まる夕陽の角島

角島に向かう途中、パワースポットとして有名な『元乃隅神社』に行きます。 これがなかなかの田舎道で道幅は4メートル程、所々に退避箇所があり運転には十分注意しましょう。 

駐車場も小さく、休日は遠くの港の臨時駐車場あたりになってしまいます。 この辺りは東後畑の棚田も人気スポットなので、交通量が少なめな平日がおすすめです。

元乃隅神社

角島へやってきたのはもう夕刻。 あの沖縄の海のような青さはありません。 でも本州最西端の海原はオレンジ色に染まり、何ともロマンチックな雰囲気です。 

山口の詩情溢れる角島の夕景と冬の味覚の王様フグで大満喫の酒旅
角島大橋 夕景

鄙びた温泉場『俵山温泉』でいただく『とらふぐ』はリーズナブルなご馳走

今日のお宿は、外湯文化の残る湯の里『俵山温泉』。 今時階建ての鄙びた温泉宿が連なる風景に下駄音が響くのは、ここと城崎温泉くらいかもね

なぜここを選んだのかと言えば、理由は二つあります。 一つはリーズナブルに『とらふぐ料理』が頂けること。 二つ目は、還元力が強く免疫・自然治癒力を高める温泉効果から。

あの有名な温泉教授こと松田忠徳さんの平成温泉番付では、俵山温泉はなんと西の横綱なんです! 本当に温泉力の強さを感じましたし、長湯は厳禁ですね

夜ごはんは、贅沢にも『トラフグのコース』料理です。 ふぐ刺し、ふぐちり、天ぷら、雑炊、そして勿論のこと『ふぐひれ酒』を頂きましょう。 

でも安心してください。 料金は大2枚で収まり、何とリーズナブルなことかと大感激です。

萩は維新の街、歴史を噛みしめながらの街歩き

旅のルート

俵山温泉発 10:00 ⇒ 11:00着 松陰神社 ⇒ 村田蒲鉾12:30発 ⇒ 道の駅萩往還(ランチ) 14:00発 ⇒ 秋吉台・秋芳洞 15:30発 ⇒ 16:00着 山口宇部空港

最終日は、維新の街『萩』の歴史遺産を巡る予定でしたが、案の定お土産とグルメで時間が掛かります。 

松陰神社をでますとお土産は『萩焼』をチョイス。 そしてお次は『村田蒲鉾』と、もう止まりません。

そこで武家屋敷は後回しにして、ブランド牛『見蘭牛』のハンバーグを目指して道の駅・萩往還のお店『見蘭牛ダイニング玄』へ直行です。

見蘭牛のハンバーグ

その昔、高杉晋作らはこの辺りの山道から3日掛けて瀬戸内の防府三田尻まで歩いて、船路で京へ向かったそうです。 果たして今の私達には、その志や体力があるのか疑わしいところですね。

そして孫たちはお疲れモードなので、高杉旧家へは向かわずに秋吉台を経由して一路宇部空港へ。 でも、秋芳洞のスケールには驚きでしたね。 

宇部空港ではお疲れさんで、息子たちと日本酒で一杯やりました。 本当に楽しく心和む風景と美味しいグルメの数々、家族みんなそれぞれに心に残る旅でした。

貴と名産の蒲鉾
トラマサ
トラマサ

オットー、お土産のお酒は『五橋』『貴』がいいかな。 そうそう、空港ではお酒と一緒に『ふぐひれ』をお土産に買って帰るといいね

まとめ

詩情あふれる山口の風景、そしてグルメと日本酒の旅。 いかがでしたか?

山口は三方を海に囲まれて海産物がとても豊富な土地柄。 そして日本酒も、山間地の水と酒米に恵まれ素晴らしいお酒が生まれていますね。

紹介しきれていないグルメやお酒は、下記の記事をご覧ください。 

美味しすぎてセレクトに悩む山口県の日本酒、おすすめ8選!
山口県のお酒は、淡麗旨口系のお酒と昔ながらの濃淳甘口系が混在しています。おすすめの日本酒は、獺祭、五橋、金雀、貴、東洋美人、雁木、天美、わかむすめです。また三方を海に囲まれた名産品は海の特産品が多く、フグ、はも、イカ、蒲鉾などいとまがありません。

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