
日本酒ファンの皆さま、ご無沙汰しております。
ここしばらく京都は春の桜巡りが多いので、今回は20年ぶりの京都の紅葉とグルメ、そして敦賀のお魚とお酒を楽しんできました。
それにしても、中国団体客による各地での交通混雑やホテル代高騰などは日本人を辟易とさせていましたが、やっと京都のまちに静けさが戻ってきました。
今日は、久しぶりのしっとりとした風情の京都紅葉旅を届けたいと思います。
今年の京都は昨年よりも早めに色づき、色乗りも最高!
朝イチは東福寺から巡り北へと向かいます
まず京都1日目のスケジュールは、インバウンダーで混雑する路線のバスは避けてなるべく地下鉄・電車を使って移動します。
激混み対策で予約制になっている処は時間を守らないといけませんので、少しジグザクルートとなってしまいました。
新横浜駅 6:11 ⇒ 8:02 京都駅 ⇒ 8:30 東福寺 ⇒ 10:00 南禅寺・永観堂 ⇒ 11:20 瑠璃光院 ⇒ 12:40 真如堂 ⇒ 14:00 キャピタル東洋亭・マリーフランス ⇒ 15:40 北野天満宮 ⇒ 17:20 嵐山花のいえ
まず新幹線で京都駅到着は8時すぎ、奈良線に乗換えて1つ目の東福寺駅で下車して8時半の開門へ急ぎます。
JR東福寺駅はホームが狭いので大混雑でしたが、参道を歩けば観光客はまばら。 ヨシヨシです・・・
もう12月に入りピークが過ぎていますので、臥雲橋には人だかりがまるでありません。 でも、紅葉はまだ十分綺麗でした。


そして洗玉澗をわたり通天橋へと進みます。 なんと廊下の外は朱色に彩られたモミジのカーテンが広がっているではないですか。
多くのSNSの映像は皆ナメクジのように動かない外国人ばかり。 見てください、ゆったりとした光景が広がっています。



人だかりも少なくて、写真も自由に取れていいですね。 でも去年は12月に入っても綺麗でしたが、今年は11月末がピークだったみたい・・・
春も秋も南禅寺は境内が広くてとても綺麗!
激混みバスは避けて、少し歩きますが地下鉄蹴上駅から南禅寺を抜けて永観堂へ向かいます。
2年前の桜旅行では中国人が多かったのですが、今年の紅葉南禅寺はとても空いていました。
お陰で、綺麗な写真が撮れましたヨー。


京都一番の紅葉名所永観堂は見事な色づきも、やはり混んでいる
永観堂のモミジは、白塀の奥から真っ赤な枝を伸ばして誘惑しています。


でも今日は移動が多いので「みかえり阿弥陀像」の拝観はせず、放生池を囲む見事なモミジの饗宴を楽しみます。



リフレクションが美しい瑠璃光院とモミジと絡む三重塔の真如堂へ
机リフレクションで人気の瑠璃光院はガッカリ紅葉スポット!
本当は、永観堂から真如堂へ歩けば15分位でいけますが、叡山電鉄の八瀬比叡山口駅にある瑠璃光院は11時~11時20分の拝観時間で予約しています。
そんな訳で、行ってこーいとなりますが、バスと叡山電鉄で瑠璃光院を目指します。
叡山電鉄は、鞍馬方面の「もみじのトンネル」が有名ですが、もう終わりなので今回はパスしました。


さて「瑠璃光院」は机に映り込むモミジの絶景が話題となっていて、インバウンダーや若い方に大人気です。ナント予約は、往復はがきで9月に申し込みました。
一方額縁紅葉の「圓光寺」はネット予約していましたが、落葉となってしまったのでキャンセルです。
京都は何処も激混みなので早めの予約必須ですが、鑑賞期間はやはり11月末までがベストですね。

ここは元々料亭だったところを2005年にお寺が買い取ったところ。
なので小さな構えにインバウンダーが多すぎて、挙げ句は窓際や机にへばりついて離れてくれません。 ナメクジかトカゲかと間違えそうです・・・
それにしても入場料2000円は高価すぎで、またガッカリした皆さんの写真やムービーは後付の色塗りがケバイので騙されないようにしましょう?
朱塗りの総門をくぐると参道を覆うモミジ、もう少し待ってくれれば!?
洛北は小さなお寺のお庭が多くて、静かに鑑賞するマナーが求められますが、インバウンダーが多くなった現状ではあまりお勧めできないですね。
そうやって自分を慰めながら、やって来た道を逆戻りして真如堂に向かいます。

気を取り直してやって来た真如堂、朱塗りの総門から石畳の参道を彩るモミジを眺めます。 まだいけますかね?


残念ながら、今年の紅葉は早く進んでいたようですね。
ここもピークは過ぎていましたが、本堂裏や三重の塔周りには散りモミジが綺麗な絨毯を広げていました。
久しぶりの京都グルメは老舗レストランで百年ハンバーグを頂きました
百年洋食の脇役は、トマトサラダとベイクドポテトで決まり!
遅いランチは、いつも行列をつくっている老舗レストラン「キャピタル東洋亭本店」で頂きます。
本店はネット予約可能なので2時にセットしてあり、すんなり着席できました。

ここまでは駅名間違いで一駅手前で小休止しましたが、ほぼオンスケジュールです?
歩きっぱなしなのでお腹ペコペコです。 そこで注文は迷わず「百年ハンバーグ」、そしてビール!。


品揃えはフルラインナップ、お値段もとてもリーズナブルなうえ、お客さんから絶賛のサービスは至福の極みですね。
お料理は新鮮丸ごとトマトサラダの甘酸っぱさ、アルミで温度を逃さないシチューハンバーグ、そして甘みが詰まった羊蹄産ベイクドポテト、美味しさは完璧です!
パン激戦区の北山界隈は、パン百名店がズラリです
さて京都市のパン消費は日本トップクラス、そしてここ北山駅近辺はパン激戦区。 調べてみるとパン百名店が複数あります。
東洋亭のそばにあるのは「ブリアン」で、店構えは立派なレストランのようです。 他にも「アンド ブレッド キタヤマ」など、実力派が目白押しです。

最近のTV番組で紹介されたのは、おしゃれな店構えの「マリーフランス」。 イチョウ舞い散る中、5分歩くと見つかりました。
私の大好きなてんこ盛りのアンコパンやカレーパンがあります。 孫のお土産?に「やきもち風あんパン」と「よもぎあんパン」を購入しました。

今度は春に来て、サンドイッチやカレーパンなどを買い込んで、植物園で花見したいですね、、、
秀吉ゆかりの遺構御土居のもみじ苑は、山中のような自然を作り上げている
もう足が悲鳴を上げてきていますが、地下鉄とバスで次の目的地、北野天満宮へと向かいます。
ここまでバスは3回乗りましたが、外国人は少ないです。 日本の高校生や年配の方ばかり見かけます。


さて京都はもう何回も来ていますが、北野天満宮は初めてです。 鳥居や門をくぐり夕闇迫る境内を巡りながら、紅葉苑に辿り着きます。
「御土居」は桃山時代に秀吉が洛中洛外の境界、水防のために土塁を築いたもの。 自然林のような展望所からの本殿の眺めは歴史を感じますね。



朱塗りの太鼓橋「鶯橋」などを巡り、茶席でお菓子をいただいて、そろそろ嵐山の定宿「花のいえ」へ向かいましょう。
まとめ
それにしても、インバウンドに依存していた観光・ホテル業界は暫くどうなるのでしょうか?
この旅行の直前に京都駅前のホテル価格を調べたのですが、ビジネスシングル/素泊まりで15000円位まで下がっていました。
それがクリスマス前にナント5000円を下回る価格が出てきています。 日本のビジネスマンや旅行者を無視した価格付けは、今はもう通じないのでしょう。
日本のお利口な皆さんは日帰り旅行や日帰り出張に慣れてきてしまって、お隣の大津や草津あたりで近江牛食べて帰ってます。
これから京都の大学は受験時の宿泊料が下がって、志願者が増えることになったら珍事ですよね? 春の桜シーズンまで目が話せません。
それでは皆さん今回はこれで失礼します。 今回も最後までお読みいただき有難うございます。

