家呑みvol10 山三 森嶋 錦世界 橙海 咲耶美 鍋島 男山

気品高く夏空に咲く芙蓉

日本酒ファンの皆さん、こんにちは!

『週刊トラマサの家呑み』少しく発行が滞ってました。 この間、家のメンテや北海道遠征がありました!!

なので『Weekly』が『Monthly』になってしまいましたが、『週刊トラマサの家呑み vol.10増刊号』をお届けします。

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休眠蔵の復活やいかに! 3rd week Aug

No43 信州上田の名門六文銭を継承した『山三/初雪』 8/17

ここのところ長野酒を呑むのが多く、今夜は上田のリボーン蔵が醸すモダンデザインの『山三/初雪』 

山三酒造さんは、作り手の高齢化と設備の老朽化により2015年から休業でしたが、地元出身の若手実業家によって復活を遂げた酒蔵さん。

酒蔵の名称や旧ブランド『六文銭』を継承しつつ、新ブランド『山三』を立ちあげています

2種類あって、こちらの『山三/初雪』の造りは特別純米/無濾過生原酒/うすにごり。

『ひとごこち』らしいやや辛口な味わいで、酸味、甘みや苦味などの複雑な味がうまく調和しています。 ちょっとクラシカルで骨太な感じでしょうか。

山口のちくわと『山三/初雪/うすにごり』

No44 軽快な飲み口は海鮮物と好相性、森嶋/美山錦! 8/18

さて、6月に紹介した『森嶋/山田錦』に続いて、今回呑むのは『森嶋/美山錦』

トラマサはむしろ美山錦を飲みたかったので、今回は迷わずにセレクト。 

間違いのない綺麗な旨味がいつまでも続く酒質。 軽快な飲み口は海鮮物との相性抜群、ホントに素晴らしいです。

うに丼と森嶋/美山錦
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観測したくない猛暑日記録更新の東京は熱帯だ! 4th week Aug

No45 残暑にはスッキリ味の錦世界/純米生原酒 8/25

今夜は、母の初盆供養で防府から持ち帰った竹内酒造場さんの『錦世界純米生原酒穀良都

『カジュアル穀良都』と比べれば味わいは濃いのですが、水が柔らかいのでしょうね。 前の『山三』とはだいぶ違います。

穀良都のスッキリ味は、酷暑で疲れた体を慰めてくれます・・・

『錦世界/純米生原酒』とカレイの煮つけ

No46 秋の訪れを告げる手取川/秋 純米辛口 8/29

収まりそうもない残暑なのに、酒店のクーラーには所狭しと並んだ『ひやおろし』!!

手にしたのは手取川純米辛口。 しっとりとした綺麗な旨味が、するりと喉を通り抜けます

ああ、やっと秋が来た・・・ 

手取川/純米辛口ひやおろし

オレンジに染まる秋の夕暮れはまだ先か?  1st week Sep

No47 海のミネラル感満載のオーシャン99/橙海  9/1

久しぶりの学校ながら、重いランドセルをしょって一杯汗をかいて帰ってくる孫の姿が、たくましい!!

夏を超えて成長したのか、先生に大きなったねと言われたそうです・・・

さて今夜の秋を告げる酒は、千葉は寒菊の『オーシャン99橙海』

甘口ながら軽めに仕上げた、フレッシュな味わいは流石です

橙色に染まる夕暮れのなか、見事な着陸でした!

トラマサ
トラマサ

今年は、どちらかと言えば手取川の方に軍配! 橙海は、ちょっと夏バテ気味で力が無いように感じた・・・ 次回の電照菊に期待かな?

オーシャン99/橙海

No48 まさに貴娘のような綺麗な咲耶美純米吟醸/無濾過原酒 9/4

ああ、今夜は久しぶりの群馬は貴娘酒造さんの咲耶美/秋あがり

栓あけすればポンと勢いよく、フレッシュなガス感満載です。

穏やかな香りとまろやかな旨味は、ハッと振り向かせるような綺麗な味わいです。

咲耶美/秋あがり

一足早く秋の山巡りで、大雪の酒をいただく 2nd week Sep

No49 夜空を澄み渡らせる鍋島ハーベストムーン/ひやおろし 9/11

今夜は、鍋島ハーベストムーン/ひやおろし ちなみにハーベストムーンとは、中秋の名月とか。

去年は9/11だったのが今年は9/28と、中秋の名月は陰暦のため毎年かわります。

でもこちらのお酒の味わいは変わりなく、クリアーな旨味とシャープな酸味が心地よくて、スイスイと杯が進みます。

ひと夏を越えた円やかな旨味とガス感が絡み合って、いい味出してます・・・

鍋島ハーベストムーン

No50&51 北の大地は男山と金滴できめる! 9/14

足が衰える前にと、秋一番の旅はJALのセール切符で念願の大雪山は銀泉台と黒岳を目指します。 

車中泊旅のテニス仲間と旭川で合流し、雨も降ってきたので旭川駅前のホテルで宴会です。

つまみと寿司は駅前のイオンで調達。 お酒は、旭川の銘酒男山/純米と、金滴酒造の新十津川

新十津川は円やかスッキリ系で、男山は生酛純米ゆえ深みのある芳醇な辛口味。 膨らみのある男山に軍配でしょうか・・・

男山/純米生酛と新十津川

まとめ

エルニーニョ現象発生時の日本の夏はと言えば、総じて日照時間が少なく低気温で降水量多め。

ところが太平洋の気象通説に反して、国連事務総長の『地球沸騰化の時代到来』宣言よろしく、日本や世界各地で猛暑記録を更新。

つまり地球南北両極の冷凍庫機能が壊れてしまい、全球の海水が地表面の温度上昇や大気の温度上昇を抑えきれなくなっているのです。

今年世界各地の市街地では40度を超え、山火事も多発。 また海での熱波は昆布の森などを消滅させ、生態系を大きく変化させています。

もうおいしいお酒を飲めるのは、あと数年しかない?。 そう思ったのは、自分だけではないでしょう・・・

チョット真面目に危機的に考えすぎてしまう昨今ですが、また次週お逢いしましょう!

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