皆さん、こんにちわ!
今回は、福島県は宮泉銘醸さんの『会津宮泉 純米酒 無濾過生』を紹介します。
宮泉銘醸さんと言えば、あの『寫楽』とこの『会津宮泉』の2枚看板で全国でも大人気の酒蔵。
全国的には『寫楽』が人気ですが、この『会津宮泉』だってあの『SAKE CONPETITION』で1位になったのはご存知でしょうか?
それでは早速ご紹介しましょう。 『会津宮泉 純米酒 無濾過生』どんな味わいなのでしょうか?
『会津宮泉 純米酒 無濾過生』香りは爽やかさにあふれ、旨みと含み香のバランスが素晴らしい
無濾過生タイプは爽やかな香り、火入れ酒は旨みと酸味のバランスが抜群
仕込み水は磐梯山からの伏流水で、軟水の酒蔵の井戸水を濾過して使用しています。
酒米は、『寫楽 純米酒』と同じ『夢の香』で、精米歩合60%も同じスペックとなっています。
《原料米》会津産『夢の香』100%
《精米歩合》60%
《酵母》-
《日本酒度》- 《酸度》-
《アルコール度》純米無濾過生、16度
《お値段》1800 ml 3003円(税込)
《製造》2021年2月
この『会津宮泉 純米酒』の無濾過生は特約店限定となっており、香りはメロンのような爽やかさにあふれ、旨みと含み香のバランスが素晴らしく、スッキリとした酸が味わいを引き締めます。
また『寫楽』よりもややスッキリ辛口タイプで、口に含んだときに旨みと酸味のバランス良く広がり、キレのある後味が楽しめる純米酒です。
タイプは冬の時期には生酒がありますが、火入れ酒は通年販売されています。 火入れ技術が秀逸なのでフレッシュ感は損なわれておらず、酸味が抑えられサッパリとした後味と旨みが味わえます。
会津ブランド『会津宮泉』は、今やれっきとした世界のSAKEブランド
丁寧な酒造りで、誰が飲んでも美味しいと思えるお酒を目指す
『会津宮泉』は、宮泉銘醸さんの従来からの主力銘柄。 『寫楽』は、現蔵元の宮森義弘さんが蔵に帰って立ち上げた銘柄。
そして『会津宮泉』を醸してきた杜氏さんの移籍で、義弘さんが酒造りを統括することになり、『会津宮泉』を『冩樂』に負けないお酒にすべく、酒質の改革が始まります。
でもその中身と言えば、酒造りをすべての工程で『冩樂』と同じレベルで行うこと。 つまり大吟醸レベルの造りになるそうですが、違うのは『味わいの演出部分』なんだとか。
『会津宮泉』は後からのテコ入れですから、プロトタイプ的な色々な試みがなされていたようですが、今や酒質は安定してきたような感じがしますね。
『会津宮泉』は『寫楽』よりも海外での受賞が多く評価が高い
そして国内最大の日本酒コンテスト『SAKE COMPETITION2018 純米酒部門』において、全国ブランド『寫楽』の5位を差し置いて、『會津宮泉』が見事1位の栄冠を射止めます。
この年は他にも、『ブリュッセル国際コンクール』で最高賞を取得します。 正に頂点を極めたことを機にして、『会津宮泉』は全国販売されることになったのです。
さらには2020IWC純米酒部門でも、『会津宮泉』が最高賞トロフィーを受賞しています。
『会津宮泉』は『寫楽』と比べて少しばかりどっしりとした味わいですから、そのあたりがワイン文化の海外で評価されているのでしょうか。
『会津宮泉』は全国販売されることになったけど、そこは特約店向けの限定販売なので数は限られているね。 味は限りなく似ているので、何方か見つけたら即買いですね!
福島の日本酒『会津宮泉 純米酒 無濾過生』と今夜の肴
もう春はそこまで、酒蔵は今が佳境。 蔵人さんも疲れがたまっているのではないでしょうか。
こちらは一足先に春の食材『わけぎ』を、今夜はぬたにして頂きました。
宮泉銘醸の紹介
詳しい内容は、寫楽の紹介ページをご覧ください。
まとめ
『寫楽』のラベル裏書には『米を愛し、酒を愛し、人を愛す。 皆様に愛される酒を目指します。』 って書いてあったのですが、『会津宮泉』にはありません。
まさか、純愛仕込を止めたわけではないと思いますが、昨今メッセージをやたらマニアックに伝えてくる杜氏さんが多い中、ひたすらお酒に語って貰おうと言うことなのでしょうか。
とにかく一つ一つの仕事を丁寧にして、現場はキレイに清潔がモットーの酒蔵さんですから、お酒は嘘をつきません。
それでは皆さん、今日はこの辺で失礼します。