日本酒好きの皆さん、こんにちわ!
今回は、東京は秋葉原で開催された『TOKYO SAKE FESTIVAL 2021』に行ってきましたので、そのレポートをお届けします。
早めのお昼は築地で立ち食い寿司、そして秋葉原へ
予約はイーチケットで、2時間の入れ替え制で密を回避
11月は宮城県の『寒梅酒造』の酒蔵見学に行って、今月も酒心がうずうずしっぱなし。 そこでネットをくぐりますとありました!
12月16日から東京秋葉原UDXで、『 TOKYO SAKE FESTIVAL 2021 』が開催されるじゃありませんか!
見れば、2時間制ながらなんと日本酒厳選101蔵のお酒を飲めるとあります。 出品酒も名が通っており、さらに今年のIWCのコーナーもあり期待できそうです。
早速、イーチケットで予約して出かけてみました。
まずは、築地の立ち食い寿司『すし兆』で腹ごしらえ
2時間でどれだけの日本酒を飲みきれるか不安なので、まずは腹ごしらえして臨みます。
最近は、秋葉原も電気街からすっかりビジネスエリアになってしまった感があり、食事にも困りませんね。
でも、今回は同じ日比谷線で手前にある築地、立食い寿司の名店『すし兆』で軽く仕上げていくことにしました。
開店は11時、5分前に到着です。 もちろん1番乗りです。
ランチ握りは、税込み小1枚でおつりが来ますね。 看板を見て注文をあらかじめ考えていますと、早速入口の大将の席に案内されます。
先ずは、グラスビールと。 そして、活きハマチに鯵、そしてエンガワを注文。 それぞれの身のコリコリとした触感と、すし飯の捌けの調和が堪りませんね。
目の前には、炙りノドグロや分厚いホタテ、そして生タコやマグロ大トロが並んでいます。 堪らず速攻です。
でも、ここで爆食いしますと101蔵の酒が幻となりますので、店奥のお勧め板書を見れば『白子』が目に留まります。 そして柔らかそうな穴子を注文します。
合いの手で大将と会話。これから日本酒イベントに行くのでなどと話をすれば、昔ワインの試飲会に出たとか。なんでも飲む一方だったそうで、寿司食いは正解のようだ!?
さあ、この辺りで仕上げといきましょう。 なんと、お会計は小2枚でした。
コロナ禍でのひさびさの日本酒イベントは、チョイ肩透かし
日本酒厳選101蔵と銘打ったものの、飲酒よりもライブスペースが広め
ほんの2週間前は日比谷と築地散策。 東京の街はオリンピックもあって、街がすっかりリニューアルされて綺麗になりましたね。
この秋葉原も、駅前の部品屋さんもすっかり寂しくなっています。 駅の東西には日比谷あたりと変わらない高層ビルが建っています。
その一角にある、写真真ん中の秋葉原UDXでイベントが行われました。
設営をみますと、AKBなどのボーカルグループのステージがあり、その周囲に利き酒やおつまみの販売コーナーがありますが、いつものような蔵元さんのブースはありません。
最初の挨拶はすぐ終わり、AKBメンバーらのステージが始まりますが、観衆は30人くらい。 利き酒エリアには20人くらい。
全体を通してみれば、5、60人位だったでしょうか? やっぱり平日なので仕方ないですね。
秋葉原ゆえに、若者を呼び込もうとの狙いはわかるけど、利き酒エリアには日本酒の説明書きもなく、説明もできない派遣さんではがっかりポンだね!
日本酒厳選101蔵を飲みきれるか? 果たしてその評価は?
さすがに101蔵のお酒が並ぶと、どれから飲むか迷ってしまう
気を取り直して、先ずは全体を把握するために北から南の日本酒を写真に収めます。(四国・九州はシャッターが切れておらず、ごめんなさい)
写真を並べてみますと、さすがのそろい踏みと言う感じがしますね!
飲みきる自信がないので、流石にどれからいくのか迷ってしまいますね。 もうレビューどころではなくなります!
先ずは、トラマサの日本酒番付上位の『陸奥八仙』を飲んで、これを基準にして北からいきますか!
関東の酒
あれ! 今日はIWCの歴代チャンピオン酒などのコーナーがあるはずだけど・・・
ありました! 離れたところに鎮座してましたので、分かりませんでした。
チャンピオン酒は高価なものもあるせいか、2021チャンピオン酒『御湖鶴無濾過生原酒』のみいただくことが出来ました。
和らぎ水を持参したけれど、マイグラスとホタルイカのつまみを忘れてしまった!
プラスチックのコップは変な香りがあり、おまけに石鹸液の匂いが手に残って大失敗だったよ。
利き酒ベスト5は『御湖鶴』『作』『羽根屋』『紀土』『福小町』
さてさて、2時間の間に30mlのコップ7分目程度(20ml位)を、なんと30銘柄を飲みきりました。 3合半位でしょうか。
勿論酒の道はナントかで、傍にいる若い人の感想を聞いて見ます。 そこで未知のお酒をテイスティングしましたよ。
既知のお酒は最後の方で試してみましたので飲みきれていませんが、さて今回のイベントの利き酒評価の結果は次の通りとなりました。
御湖鶴 山恵錦/純米吟醸 諏訪御湖鶴酒造場 : 豊饒な味わいは湖から出でた妖精
作 恵乃智 清水清三郎商店 : レギュラーでも香りと味わいはチャンピオン!流石です
羽根屋 純米吟醸/生原酒/富の香 富美菊酒造 : 豊潤な香りと透明感のある味わい
紀土 純米吟醸/しぼりたて 平和酒造 : コスパ抜群のフレッシュでシャープな切れ味
福小町 純米吟醸/美郷錦 木村酒造 : 落ち着きのある豊かな香りと伸びやかな米の旨み
やっぱり、これまでにトラマサがこのブログで紹介したお酒になりました。
他にも推奨したい銘柄はあるのですが、焦点がぼやけますのでこれにて打ち止めです。
まとめ
この時期に『101蔵』の文字に踊り、『AKB』の文字に酔った? いや逆かも知れないけれど、今時のイベントでこの数を揃えたのは立派です。
端的に見た場合は、こんなイベントもありかも知れません。 もう少しお酒の特徴や、蔵元さんの説明などがあるとよかったかなと思いました。
本当に日本酒を広める、楽しんで貰う、伝統を伝えるイベントとはちょっと違った印象でした。
コロナ禍で酒蔵は疲弊し、また酒蔵見学もままならず、リスクを取らない地方の行政や地域団体は動いておらず沈んだままです。
今こそ、地方の伝統行事や観光行事を復活して欲しいですね! そこには必ず魂を込めた酒造りの心や美味しいお酒がありますから。
それでは皆さん、今日はこれで失礼します。