長野の日本酒『裏佐久乃花 夏の直汲み』はピチピチ感と華やかな香り!

皆さん、こんばんわ!

前回は、久しぶりに濃淳旨口系の日本酒に酔いしれました。

そこで今夜は、また爽やかな夏酒にもどってみましょう。 今回紹介するのは、今や長野県を代表する銘酒ブランド『佐久乃花』です。

さて、『裏佐久乃花 夏の直汲 』はどんな味わいで迫ってくるのでしょうか?

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『裏佐久乃花 夏の直汲』は夏らしい微炭酸のピチピチ感と華やかな香り

佐久の花1

《原料米》長野県産ひとごこち100%

《精米歩合》59%

《日本酒度》+1

《酸度》1.5

《アルコール度》17度

《酵母》長野D酵母

《お値段》 1800ml 2934円(税込)

特長1 地元産米『ひとごごち』と華やかな立ち香の『長野D酵母』を使用

佐久の花酒造の西側100mには千曲川の清流があり、八ヶ岳の上質な伏流水が利用できること。 そして広大な田畑で理想的な米作りもできると考えて、蔵元さんはこの立地を選ばれたそうです。

そして佐久の花酒造さんは、地元の契約栽培米『ひとごごち』を駆使した酒造りにこだわっていますね。 もちろん仕込みのない6月からは、自社で酒米栽培をしておられます。

トラマサ
トラマサ

最近の酒蔵は、テロワールを意識した酒米の自社栽培が増えているなあ。

『裏佐久乃花』の酵母は、立ち香が非常に華やかな『長野D酵母』が使用されています。 

他のシリーズにもリンゴ酸高生産性の「長野酵母P43-14」などの長野県開発の酵母が使用されています。

特長2 爽やかさのある香りと酸味のバランスは抜群

『佐久乃花 夏の直汲』の数あるラベルのなかでも、このお酒は直汲みして微炭酸で締めくくる夏向き仕様にされています。 もちろん爽やかさのある香りと酸味のバランスは抜群で、キレのいい後口です。

ラベルが裏向きで変わっていますね。 以前紹介しました『村祐』さんは、『祐村』と逆さ読みさせたラベルがあり、甘口の反対=辛口という意味で使われていました。

こちらは、『酒造りの裏の季節に飲んでいただく酒』という意味で、佐久乃花の文字を反転させたラベルとなっているそうです。

佐久の花2
裏佐久乃花 夏の直汲

『裏佐久乃花 夏の直汲』は香り豊かでフルーティな感じの日本酒です。 しかし、コクの有る味わいとキレのある中にも余韻がまた良い感じで残ります。

『裏佐久乃花 夏の直汲み』の感想と評価
  • 爽やかな香りは、さすが佐久乃花。
  • 微炭酸のプチプチ感と、後口のキレの良さは爽快。 芳醇旨口系
  • 2934円でこのフルーティ感が味わえるコスパは、最高でしょう!
  • 総合評点 8.4点  *あくまでも私個人の感想です。
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長野日本酒『裏佐久乃花 夏の直汲』と今夜の肴

『裏佐久乃花 夏の直汲』と合わせる今夜の肴は、『月山竹とウドの天ぷら』と『沢カニの唐揚げ』です。

沢カニは生きているのを買ってきまして、孫たちは大喜びでした。 命をいただくことに感謝をしながらおいしく頂きました。 

それから月山竹と山ウドは山形ショップで仕入まして、『裏佐久乃花 夏の直汲』の柔らかな風味は純米吟醸の華やかな香りを引き立てていました。

佐久の花酒造の紹介とまとめ

佐久の花酒造さんは、明治25年に高橋酒造として創業。 戦時中に休んだ蔵を昭和30年に佐久の花酒造の名で復活したそうです。

今から20年ほど前に現在の蔵元・高橋寿知さんが蔵に戻り、高品質の酒を醸すようになりました。 高橋さんは酒造りに関わりながら社長業も兼務、今では全国で名前が知られています。

自然に飲んでいただいて、爽やかさを感じさせるような酒造りが方針だとか。 お酒の味わい、喉越し良く、五味を供えた爽やかな酒を手造りで醸すことを大事にされているそうです。

佐久の花3
裏佐久乃花 夏の直汲

佐久の花酒造の概要
  • 1892年高橋酒造創業。1955年「佐久の花酒造」と名前を改め再び酒造りをスタート。 
  • 酒米は地元南佐久産「ひとごごち」が多い。 立ち香が非常に華やかな「長野D酵母」など、テロワールにこだわった酒造り。
  • 平成30醸造年度「全国新酒鑑評会」では金賞受賞。 首都圏でも人気のある蔵元さんです。
  • 酒蔵見学は不可、店舗で購入は可能。

右肩に小さく「佐久乃」、真ん中に大きく「花」と大きな筆書き。 通称「花ラベル」と非常に華やかな立ち香のお酒は、どなたにも記憶に残る銘酒ですね。

大量販売や酒蔵での直販などを控え、細く長く丁寧に酒造りに邁進される小さな酒蔵さんですが、皆さんもどんどん「佐久乃」を呑んで応援しましょう。

それでは、今夜はこの辺で失礼します。

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